兵庫県川辺郡猪名川町 多田銀銅山(多田鉱山、多田銀山)
家から近い産地の一つで金属鉱山として有名な多田鉱山。実は前から行きたかったのですが、近いからとあとまわししてしまったのでなかなか行けなかったのです。生野鉱山と同じく銀、銅鉱石を採堀していた鉱山で数少ない銀山である。市街地からはずれて山の方へ進むと案内板が見えてきた。やたらと多かったのですが、親切に解説されていて案内板が順路的に設けているのでわかりやすく観光しやすい。また歴史街道(近畿自然歩道)になっているので迷うことなく観光と採集が同時に楽しめるのですばらしいだと思いました。まずは資料館に立ち寄って観光と歴史を知ることに。その資料館は去年までは公民館となっていたのですが、去年の4月に新しくなった施設「悠久の館」がオープンしました。無料となっているのでうれしいですね。もちろん多田鉱山の鉱物も展示されていました。早速、採集準備して有名な間歩(坑道)を見物しました。(青木間歩、台所間歩、瓢箪間歩)また金山彦神社もあります。台所間歩はすぐに大露頭があります。次は子供さんも採集ができるという場所へ向かった。その場所はジャリ池の前にある大規模なズリです。ここ付近にはいくつかのため池があり、廃墟化した鉱山施設があった。火山地帯を思わせる大規模のズリに辿り着きました。観光客が通るので採集中によく声をかけてくるのだ。ここのズリには銅系の二次鉱物が豊富で青鉛鉱、ブロシャン銅鉱、孔雀石、方鉛鉱、黄銅鉱、斑銅鉱などが採れます。ズリからよく見ると青や緑色が目にするのでかんたんに見つかります。それらしきものを家に帰って調べた結果、自然銀が確認されました。これで成果成功でしたのでとても嬉しかったんです。噂の通り、柳の下の泥鰌であり、なかなか見つかりません.....
中右下に箔状に見えるのが本鉱で肉眼で見える。